野球評論家の張本勲氏が22日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。大相撲秋場所で初優勝した大関稀勢の里(30=田子ノ浦)に「あっぱれ!」を出した。

 前日21日に史上4番目の遅さとなる初土俵から所要89場所で初優勝を飾った稀勢の里に対し、張本氏は「いまいち、いまいちでずっと来てね。今場所は逆に運も味方につけたね」と嬉しそうに話した。ゲスト出演した阪神掛布雅之2軍監督も「(土俵上で)バタバタしなくなった。腰の位置も低いです」と褒めた。

 張本氏は優勝を逃した白鵬、途中休場の日馬富士、鶴竜の3横綱に対しては「ちょっと衰えてきた感じもあるのかな」。不甲斐なさが目立った上位陣には「ケガもあるから喝とは言えないけどね」と物足りなさを口にした。「(稀勢の里には)今日勝って文句なしで横綱になってもらいたいね」と、今日22日の千秋楽で白鵬に勝利し綱取りへの前進を期待した。