AKB48の7人組派生ユニット、渡り廊下走り隊が9日、東京・台場の「Zepp

 DiverCity

 Tokyo」で解散コンサートを行った。

 これが最初で最後の単独コンサートで、2万人の応募者から抽選で選ばれた2000人が詰め掛け、最後の声援を送った。

 黒板や机など、学校の教室をイメージしたステージで、メンバー7人がデビュー曲「初恋ダッシュ」などを元気いっぱいに披露し、アンコールを含め27曲を歌った。最後は卒業生の小森美果さん(19)を含め、8人で「初恋ダッシュ」を涙ながらに披露。渡辺麻友(19)が「グループの解散というのは初めてなので、こんなにも切なく、苦しく、寂しいものなんだなと実感しています」と、おえつを漏らしながら解散を惜しむと、平嶋夏海(21)から「泣き声がサイレンみたいだよ」と突っ込まれた。

 ユニットは09年1月、ノースリーブスに続く48グループ2番目の派生ユニットとして、渡辺麻友(19)仲川遥香(21)平嶋夏海(19)多田愛佳(19)の4人でデビューした。制服をイメージした衣装が多く、妹系ユニットとして人気を博した。4枚目シングル「アッカンベー橋」では、派生ユニットとして初めて、オリコン週間1位を獲得。シングル11作連続トップ10入りは、グループ内ユニットとしては史上最多で、最強のユニットだった。

 メンバーの入れ替えを経て、最近は7人で活動していた。一方で、メンバー全員が高校を卒業したことから「社会人の年齢になり、ソロ活動も確立されてきたので、渡り廊下走り隊というコンセプトの中での役割は果たした」(渡辺)と解散を発表していた。