22日に投票が始まったAKB48の第4回選抜総選挙の速報結果が23日、東京・秋葉原のAKB48劇場で発表された。昨年1位の前田敦子(20)が出馬を辞退した中、昨年2位の大島優子(23)が1万5093票を獲得してトップに立ち、地力の強さを見せつけた。2位は、昨年3位の柏木由紀(20)が1万2654票で続いた。6月6日の開票イベントまでの約2週間、グループ237人による激烈な戦いが幕を開けた。

 やはり大島は強かった。昨年の最終結果では、3位の柏木に5万票近く差をつけての2位で、10万票を超えたのは前田と大島の2人だけだった。まさに「別次元」の争いを続けてきた大島が、まずは速報で貫録を見せつけた。

 2位には1万2654票の柏木が、3位には渡辺麻友(18)が入った。この日の発表は、2人が所属するチームBの公演直後に行われており、メンバーが固唾(かたず)をのんで見守る中、チームの両エースが上位に進出した。2人の名前が呼ばれると、ファンからは大歓声があがり、チームBのメンバーは「ゆきりん、すごーい!」「さすが、まゆゆ!」と大喜び。柏木は落ち着いた様子で「ありがとうございます」と話し、キャプテンらしく公演終了のあいさつを締めくくった。昨年の速報では柏木は1万2056票で3位。1位の大島は1万7156票で、5100票差だったが、今年は2439差に詰めている。

 もっとも、昨年は大島が速報で2位の前田敦子に逆転され、最終的に2位になるなど波乱があった。今回の総選挙の投票権が封入されている新曲「真夏のSounds

 good!」の出荷枚数は200万枚を超えており、投票締め切りまでの約2週間で、順位が大幅に動くことも十分考えられる。今回の速報でも、前回6位の小嶋陽菜(24)が11位となり、会場からも「え~」とどよめきがあがった。しかし、小嶋は昨年の速報では10位。ここからの巻き返しが期待される。

 投票は6月5日午後3時に締め切られ、翌6日東京・日本武道館で開票イベントが行われる。果たして推しメンの順位はどうなるのか、最後に名前を呼ばれるのは誰なのか…。今年も熱い2週間になりそうだ。