乃木坂46に、「下克上」新センターが誕生した。6日、東京・代々木第1体育館で行われた「真夏の全国ツアー」最終日公演で、11月27日リリースの7枚目シングル(タイトル未定)のセンターに2期生で研究生の堀未央奈(16)が起用されることが発表された。デビューから約1年8カ月での大抜てきだ。

 アンコールが鳴りやんだ後、7枚目シングルの選抜メンバー17人が1人ずつ発表され、デビューから5枚目シングルまでセンターを務めた生駒里奈(17)や現センターの白石麻衣(21)がセンターとは違う位置に立つと、会場にどよめきが広がった。そして、最後に堀をコール。察した観客約1万2000人から大歓声が上がった。堀は緊張しつつも「初めてのことばかりで不安もありますが、精いっぱい全力で取り組んで頑張っていきたいです」と宣言。割れんばかりの「未央奈」コールを受けると、両手で涙をぬぐった。

 岐阜県出身の堀は今春、乃木坂46に2期生として加入。現在は研究生として日々レッスンに励んでいる。長い黒髪とかれんなルックスで、SKE48松井玲奈(22)に似ているとファンの間で話題。2期生の中でNO・1の握手会人気を誇る。小、中学校で学級委員を務めた優等生タイプだが、関係者は「ステージに立つと、感情をはじけさせて一気に輝く」と言う。

 この日は、12月20日にグループ初の東京・日本武道館公演を開催することも発表された。