4月に全47都道府県から1人ずつ集められて結成されたAKB48チーム8が23日、石川県小松市で初の全国ツアーをスタートさせた。地元石川出身の北玲名(18)の合図で幕を開けると、AKB48のデビュー曲「桜の花びらたち」から新曲「希望的リフレイン」まで、さらにはクリスマスソングと全26曲を歌いきった。冒頭から全メンバーで感涙し、センターの静岡代表横道侑里(14)は「よこみちぃぃぃ~」と自己紹介から大泣きし、三重代表山本亜依(19)も「改めて私は幸せやと思ってます」とポロポロ泣いて感謝した。

 トヨタ自動車がスポンサーチームという前代未聞のアイドルたちは、ライブも斬新だ。AKB48では10年目で初の、観客にライブ写真の撮影も許可するなど、既成概念を取っ払い「会いに行くアイドル」の独自性をアピールした。この日は中部と関西、関東のメンバー16人が出演。残りの31人も28日の長崎や1月12日の山梨などに登場し、全員で全国制覇を目指していく。