映画「ノルウェイの森」(トラン・アン・ユン監督、12月11日公開)のジャパンプレミアが23日、都内の早大大隈講堂で行われ、主演松山ケンイチ(25)菊地凛子(29)水原希子(20)らが上映会に先立って会見した。これまで1079万部を売り上げる同名ベストセラー小説の映画化。作者の村上春樹氏が早大出身で、劇中でも早大がロケ地として登場することから、一般向けの最初の試写会が早大で行われた。松山は「言葉では言い尽くせない作品。出演者のお芝居は本当に素晴らしい。完ぺきです」と胸を張った。

 劇中のセリフにちなみ、司会から「皆さんにとって愛とは何ですか」という質問を受けた。女優小雪と交際中の松山は「25年間しか生きてないんですけど、あえて言わせてもらいますけど、愛ってのは…あの…その…」と絶句。約30秒間も悩んだ末に「パス」とつぶやき、会場を笑わせた。他の出演者5人が答えた後、再度発言。「愛とは忘れないことだと思います」と実感を込めた。