お笑い芸人鳥居みゆき(26)が映画2作目の出演を果たし、監督希望を持っていることが16日、分かった。2作目は「やさしい旋律」(今秋公開、KAZUTAKA監督)で仲居を演じた。今年公開の「全然大丈夫」ではタンバリンをたたく謎の役だったが、2作目はせりふも増えた。

 「プレッシャーはあった」と話すが、何かが取り憑(つ)いたような鳥居らしさはそのまま。主演柳沢なな(21)に部屋を案内し、ポットを渡すシーンでは、肩にかついでしまった。鳥居は「私は私でしかありえなくて、演技できませんでした」と、撮影を振り返った。

 好きな女優は余貴美子、鈴木砂羽ら個性派。もともと映画が好きだったこともあり、現場を見て監督への夢がふくらんだ。「サブリミナルとかばんばん入れて、何がテーマだか分からないような作品が撮りたい」。マルチ芸人がまた1人、増えるかも。