女優菅井きん(82)が世界最高齢映画主演女優にギネス認定された。主演したのは映画「ぼくのおばあちゃん」(榊英雄監督、12月公開)で17日、都内で行われた完成披露試写会の壇上で共演の岡本健一(39)から認定書を手渡された。

 実は「最高齢映画主演女優」は、過去に申請例がなかったことに注目した配給会社が、昨年10月に愛媛県大洲市での撮影中に申請。8月29日に認定された。菅井は「ピンと来ないです。年齢っていうだけでしょ。初めての主演で頑張りすぎちゃいけないと、抑えるのに苦労した」と笑った。

 この映画には今年8月、48歳で亡くなった深浦加奈子さんも出演している。榊監督が会場で深浦さんの母と姉からあいさつを受けたことを明かすと、出席した原日出子(48)が涙をこぼしていた。