韓国俳優クォン・サンウ(33)の公開中の主演映画「悲しみよりもっと悲しい物語」(ウォン・テヨン監督)が観客の涙を誘い、話題となっている。余命わずかの男(サンウ)が自らの思いは隠し、他の男に最愛の女性を託して彼女の幸せを願う純愛映画の王道的作品。主人公と女性の意外な結末に、劇場で号泣する女性が絶えないのだという。サンウは「誰しもこの状況に置かれれば同じ行動をとると思う。自分の愛する人を守るためにはこういう方法しかないんだなと思った」。詩情あふれるストーリーに引かれたサンウは本作の出演料全額を製作費に投資したという。

 昨夏には日本の芸能事務所と契約。同12月には公式ショップ「Mr・Tears」も東京・六本木にオープン。「頻繁に日本に来たい」と話しており、いよいよ日本での活動も意欲的に取り組んでいく。