25周年を迎えた人気ゲーム「サガ」シリーズ(スクウェア・エニックス)と佐賀県が本気のダジャレでコラボレーションしたイベント「ロマンシング佐賀ラウンジ」が13日、東京・六本木ヒルズでスタートした。16日まで。

 「サガ」シリーズのイラストレーター小林智美さんが絵付けした有田焼大皿の展示や、佐賀県食材を使った限定コラボメニューの提供、限定商品の販売などを行っている。

 コラボメニューは、佐賀のりを使った「キャプテン・ホークの海賊風フェデリーニ」(1300円)や、白石レンコンを使った「皇位継承サラダ」(550円)、さがいちごを使ったティラミス「シュライク」(650円)など9品。ファンにはたまらないラインアップとなっている。

 限定商品は、歴代のシリーズのキャラクター原画が描かれた有田焼の中皿、小皿のほか、名産品セット、佐賀県のB級グルメ「ミンチ天」などが特別パッケージで登場している。

 20年前は「サガ」から、10年前は佐賀県から、互いにラブコールを送り合ったが実現しなかった。スクエニのプロジェクトリーダー市川雅統さんは「昨年8月に県に電話した時は、そもそもスクエニをご存じなかった」と苦笑い。翌日になって「サガ」ファンの職員に電話の内容が伝わり、コラボが実現した。

 スクエニのエグゼクティブプロデューサー河津秋敏さんは「佐賀とサガ。ダジャレが現実になり戸惑っているが、びっくりする出会いもロマンス」と手ごたえを語っていた。