NHK定例会長会見が5日、東京・渋谷の同局で行われ、舌禍騒動を重ねる籾井勝人会長(72)が、「話術の勉強を、アナウンサー室にも籍を置いて勉強させてもらいたい。冗談じゃなくまじめに思っている」などと語った。

 2月の会長会見では、従軍慰安婦問題を番組で扱う可能性を問われ、「まだ政府のスタンスが見えない」と自主放送を放棄するかのように発言。各方面から批判され、国会でも追及されたが、この日は「(着任後)政府から1回も干渉されていない。偏った放送はしていない。放送に関し、天地神明にかけてそういうことはない」と強調した。

 その上で騒動を招く原因を「いらんことまで付け加えちゃう僕の話し方の問題」と説明し、「しゃべり方が乱暴で皆さんを誤解させていることは心から申し訳ない」と謝罪した。