英国の5人組アイドルグループ、ワン・ダイレクション(1D)は25日、メンバーのゼイン・マリク(22)が脱退すると公式サイトで発表した。マリクは「注目されることなく自分のプライベートな時間を過ごせる普通の22歳になりたい」と脱退理由を説明。他のメンバーは「ゼインが去るのは本当に悲しいが、決断を尊重したい。これからも僕たちは友達同士だ」とエールを送った。

 マリクは、英国の4人組ガールズグループ、リトル・ミックスのペリー・エドワーズ(21)と婚約中だが、タイのプーケット島のクラブで女性と手をつないでいる写真がインターネットに流出し、浮気疑惑が浮上。今月19日、ストレスを理由に世界ツアーからの降板を発表していた。

 10年、英オーディション番組「Xファクター」から誕生した1Dは、デビューアルバム「アップ・オールナイト」が初登場で全米1位となった世界的なアイドルグループ。今年、京セラドーム大阪、さいたまスーパーアリーナで行われた日本ツアーでは6公演で20万人を動員した。今後は4人で活動を続け、年内に5枚目のアルバムをリリースするという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)