ももいろクローバーZの弟分の男性7人組ユニット超特急が10日、東京・NHKホールでホールツアー最終日を行った。

 席上で、小室哲哉(56)と前山田健一(34)が1曲ずつプロデュースしたCDデビュー3周年シングル(曲名未定)を、6月10日に発売すると発表した。また6月6、7日にインドネシア・ジャカルタで行われる「カウントダウンアジア」出演も決定。超特急初の海外公演となる。

 これらのニュースは、宇宙海賊の船長役で登場した、スペシャルゲストのKABA.ちゃん(45)の口から発表された。

 「あんたたち、いいじゃな~い。歌もキュンキュンしちゃったわ。すっごい格好良かった。やるじゃな~い。本当は私だけのものにしたかった。もっとダンスと歌が、うまくなったところを見てみたい。今回は見逃すわ。最後に…私から、もう1つ試練を与えるわよ。乗り越えて見せなさい!!」

 このセリフとともに、小室と前山田が新曲のプロデュースをすると発表されると、3600人のファンは大歓声を上げた。コーイチ(20)は「いやぁ…何だったんだろうね。本当に、ちゃんとやらないとヤバいヤツだよ」と気合を入れた。

 超特急の所属事務所スターダストプロモーションの先輩でもある前山田が、新曲についてコメントを寄せた。

 新曲はふざけた曲だと思うかもしれませんが、僕と超特急は、いたってマジメです。7人に直接メールで超特急に対する熱意を聞き、歌詞を作りました。「本物」かどうかなんて決める定規なんて、人それぞれ。超特急の7人も、いろいろ言われたり思ったりして、ここまで走り続けたのでしょう。8号車(ファン)という大きな存在があったから走ることが出来た。感謝と、そしてまだまだ止まらぬ野心と。未開の「FUNKOT」(インドネシア・ジャカルタで生まれたクラブミュージック)サウンドに乗せてお届けします。超特急史上きっと最速! しかしこの曲は音源の段階では、まだ未完成です。8号車の声が入って初めて完成するのです。皆さん、声の限り叫んでください!

 この日は「Billion Beats」など、アンコールを含めて20曲を歌った。8曲目「Believe×Believe」の際は、ユーキ(20)が跳び箱に挑戦し、15段を1発で跳んでみせた。KABA.ちゃんも、7人の躍動する姿に大興奮。「ドキドキしてます。やっぱり、若い匂いがするから、テンションが上がる。赤い子(ユーキ)と黄色の6号車(ユースケ=19)が優しかった」と胸をときめかせた。

 メンバーもライブ後、コメントを寄せた。

 カイ(20)小室さんと前山田さんという2大プロデューサーが、プロデュースしてくださる。すごいうれしいとともに、すごいプレッシャーです

 リョウガ(20)海外初開通(公演)でも、まだ日本全国、開通していない。半分くらいです。8号車(ファン)が、まだ浸透していない場所がある。全国開通したい。

 タクヤ(20)小室さんは、独特のオーラがありました。「(いつも歌う)曲のテンポはどれくらいなの?」など、こちらが戸惑うくらい聞いていただきました。

 ユーキ 紅白歌合戦が行われる、偉大な場所に経たせていただいた。いつかは紅白に出られるようなアーティストになりたい。

 ユースケ (小室と前山田のプロデュースは)うれしい。(曲は)内緒にしたい。ぜひ乗車(ライブに参加)してほしい。