ビートたけし(68)が、酷評していたお笑いコンビ、8.6秒バズーカーに対し、リズムネタは「かくし芸的にやる方がいい」と“金言”を授けた。

 27日、日本テレビ系「しゃべくり007」に出演したたけし。「たけしが会いたくない人」を登場させる企画が行われ、8.6秒バズーカーが登場。先月放送されたTBS系「北野演芸館9~たけしが本気で選んだ芸人大集結SP」では、2人がネタをやっている途中で打ち切り、たけしが「バカ大学の文化祭じゃないんだから」と酷評していた。

 今回、「認めてもらいたい」と意気込む2人に対し、たけしは「(北野演芸館では)よくネタを見てないのかもしれない」と発言し、「もう1回見させて頂きます」とチャンスを与えた。いざ、8.6秒バズーカーがいつものリズムネタ「ラッスンゴレライ」を披露するが、カメラに抜かれたたけしは無表情。そんな状況とは知らぬままネタを続ける2人に対し、たけしは「帰れ」と冗談ぽく言い放った。

 改めて、リズムネタを見たたけしは「これをずっと営業でやるわけ?」と尋ねると、8.6秒バズーカーは「はい」と元気なく返答。レギュラー出演者がネタ中のたけしの表情について「オンエア見ない方がいい」と2人をビビらせた。さらにMCを務めるお笑いコンビ、くりぃむしちゅーの上田晋也(44)がたけしの表情について「“死後硬直”みたいだから」と脅かし、追い打ちをかけた。

 また、たけしは自身が「バカ大学の文化祭」と発言したことについて、「それで受けたんだからいいじゃないか」と主張。続けて、「普通の漫才をやっていて、合間にかくし芸的に今売れているヤツをやる方がいいと思う」といい、リズムネタのあつかいについて助言した。

 さらに「そっち(リズム芸)が先に出ちゃうと漫才の本来の形を出すのは大変になる」と、2人の先行きについて心配した。たけしの“金言”に8.6秒バズーカーの2人は神妙な面持ちで聞き入っていた。