同性婚を発表し19日に都内で挙式したタレントの一ノ瀬文香(34)と女優の杉森茜(28)が、婚姻届を提出したことをブログで報告した。

 一ノ瀬は8日に更新したブログで「先日、杉森茜と区役所に婚姻届を提出しに行ってきました」と報告。区役所の窓口に書類を提出するも、担当者から「女性同士なので不受理になりますが、どうしますか?」と尋ねられたという。

 その1週間後に担当者から連絡があり区役所を再訪した一ノ瀬。「女性同士を当事者とする本件婚姻届は、不適法であるから、受理することはできない」と記載された不受理証明の一部画像を公開するとともに、「以前、青森で女性同士が婚姻届を提出した際の不受理証明には、憲法24条が理由として書かれていた。しかし、憲法24条は同性婚を禁じてはいないという専門家の意見があることから理由としておかしいのではと、ネット上でも話題になった。そういうことから、どの法から不適法とするのか明確に提示はしなそうだと思っていたが、やはり思った通りにぼやかした回答となっていた」とつづった。

 不受理の結果に不服があれば家庭裁判所で不服申し立てができると伝えられたという一ノ瀬だが、「ひとまず、結婚式の少し前(婚姻届を出すことに決めた後)から誘われていた、『同性婚に関する人権救済申立の申立人』になることにしました」と今後について報告した。