世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭授賞式が24日(日本時間25日)フランス・カンヌで行われ、俳優妻夫木聡(34)が出演する「黒衣の刺客(邦題)」(今秋公開)のホウ・シャオシェン監督(台湾)が監督賞を受賞した。

 綾瀬はるか(30)長沢まさみ(27)夏帆(23)広瀬すず(16)が4姉妹を演じた、是枝裕和監督(52)の「海街diary」(6月13日公開)は受賞を逃した。

 最高賞パルムドールは、地元フランスの映画「ディーパン(原題)」(ジャック・オーディアール監督)が受賞した。審査員特別グランプリは、ハンガリー映画「サウルの息子」(ラースロー・ネメス監督)が、審査員賞はギリシャ、英国、アイルランド、オランダ、フランス合作映画の「ザ・ロブスター(原題)」(ヨルゴス・ランティモス監督)が受賞した。

 男優賞はフランス映画「ラ・ロイ・ドゥ・マルシェ(原題)」(ステファヌ・ブリゼ監督)に主演のフランス俳優バンサン・ランドン(55)、女優賞は英国、米国合作映画「キャロル」(トッド・ヘインズ監督、来春公開)に出演のルーニー・マーラ(30)と、フランス映画「モン・ロワ(原題)」(マイウェン監督)出演のフランス女優エマニュエル・ベルコ(47)が受賞した。

 脚本賞は米映画「クロニック」のマイケル・フランコ監督が受賞した。また新人監督賞カメラドールは「ラ・ティエラ・イ・ラ・ソンブラ(原題)」を監督した、コロンビアのセサル・アウグスト・アセベド監督が受賞した。