「ゆりてつ 私立百合ヶ咲女子高鉄道部」などの作品で知られる漫画家の松山せいじ氏が、アニメなどのクリエーターを育成する専門学校「代々木アニメーション学院」から受けたイラスト仕事のギャラをめぐってトラブルが生じていることを明かした。

 松山氏は、2008年に依頼を受けたギャラの件について、数カ月間、問い合わせメールを無視されたことへの愚痴をツイートしたところ、同専門学校から抗議が寄せられたという。しかし同校の抗議に「まるで私が代アニに確認できないイラスト仕事のギャラをせびりさらに強請っているかのような言われ方に感じたので、その誤解を解くためにこの件をメールの全文も全て公にしたうえで訂正させていただきます」として同氏は24日深夜から自身のツイッターを通じて、同校とのトラブルについてツイートを連投し、経緯を説明した。

 松山氏いわく、自身の出身校である同校の職員からメールで仕事依頼を受け、友人価格で引き受けたという。相手への信頼もあり、契約に関しては書面にて交わさず口約束で話を進めたが、納品後、ギャラを請求しても相手にされず、その不誠実な対応に不信感をあらわにした。

 松山氏は、「ギャラに関しては法律のことはわかりませんが失効しているそうなので諦めます」としているが、同校と長く良好だった関係を壊され、また信頼を寄せていた人物に裏切られただけでなく松山氏側に責任があるなどと反論されたことに憤慨し、今回ツイッターで訴えるに至った。

 松山氏は「やった仕事を 無かったことにするのは、漫画家に対しての 最大級の侮辱であります」と怒りをあらわにした。