歌舞伎俳優の片岡愛之助(43)と“泥沼破局騒動”の渦中にあるタレントの熊切あさ美(35)が、16日にインターネット動画配信「ニコニコ生放送」に出演中に泣いたことについて、「たぶん、作り泣きだと思う」と発言したライブドア元社長の堀江貴文氏(42)に対し、爆笑問題の太田光(50)が「本当に嫌なやつ。自分のことしか考えてないのは、アイツだよね」と批判した。

 太田は21日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」に生出演。冒頭、一週間に起こった出来事をまとめたVTRで熊切がニコ生で泣いたことが取り上げられた。VTRが明けて、出演者紹介に入る直前、いつもならふざけまくる太田だったが、この日はおふざけもそこそこに、堀江氏に向けて批判の声を浴びせた。

 太田は「自分の番組に(熊切を)呼んでおいて、『多分、作り泣きだと思う』とか、本当嫌なやつ。自分のことしか考えてないのは、アイツだよね」と大きな声で批判した。それに対し、相方の田中裕二(50)も「バッサリいきましたね」と苦笑い。続けて、太田は「自分のことしか考えてないのは、アイツだよね。本当に」とトーンこそ、いつもと大差はなかったが、その表情は真顔だった。

 また、太田は熊切がニコ生に出演したことに「何でホリエモン(堀江氏)のとこなんか出たんだろうね」と言って、「(サンジャポに)出りゃあいいのにね」と残念がっていた。

 太田は自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)2日深夜放送回で、熊切に対し「なんで、あんなに酷い目にあってバッシングされなきゃなんないんだ。辛いと思うよ。まあ、当人同士にしか分からないからね、こういうことは」と擁護していた。また、堀江氏に対しては昨年7月8日放送の同番組で、「ホリエモン、憎めないところあるんだけどね。実際、会うとね」と好意的な発言をしていた。だが、この日は敵意をむき出しにした発言をした背景には、“泥沼破局騒動”について「サンジャポ」が4週連続で取り上げて来たにも関わらず、熊切が「サンジャポ」ではなく、堀江氏がMCを務めるニコ生の番組出演を先に選んだことへのいら立ちがあったのかもしれない。