日本テレビの大久保好男社長(64)は29日、東京・汐留の同局で行われた定例会見で、自民党の勉強会で報道機関を批判する意見が相次いだことについて、批判的な見解に言及した。

 「言論表現の自由は民主主義の根幹を成す。否定するような言動は、容認しがたい」

 大久保社長は読売新聞時代に政治部長を務めるなど、長く政治記者として活躍。「自民党の議員からこんな発言が出るなんて。長い記者生活で信じられない。自民党はどうなっちゃったんだろう」と嘆いた。また、報道機関の広告主に圧力をかけるなどの発言にも「弾圧や圧力をかけるなど、そうしたことはいかがなものか」と疑問を呈した。