故井上ひさし氏の代表作で1960年代に人気だったNHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」が初めて舞台化されることが6日、分かった。「漂流劇 ひょっこりひょうたん島」で、12月に東京・渋谷のシアターコクーンで上演される。

 初の舞台化となる今回はダンディを井上芳雄(35)、サンデー先生を安蘭けい(44)が演じる。歌唱力のある2人に加え、ガバチョに白石加代子(73)、トラヒゲに小松政夫(73)、博士に山下リオ(22)が決まった。脚本は宮沢章夫氏と山本健介氏。演出は串田和美氏が手掛け、音楽は故宇野誠一郎氏の名曲を軸に「ひょうたん島」ファンの宮川彬良氏が担当する。

 12月15日からシアターコクーンで上演、来年1月から大阪、松本などでも上演され、2月にコクーンで再上演する。