尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(68)が、電車にひかれて死亡した岩手県の中学2年男子生徒が担任教師にいじめ被害を訴えていた問題について、担任教師の対応を厳しく批判した。

 男子生徒は、担任教師とやりとりしていた生活記録ノートでいじめに遭っていることを訴え、死の直前には自殺をほのめかしていたが、担任教師は「明日からの研修、楽しみましょうね」と、訴えをはぐらかすようなコメントを返信していた。

 尾木氏は8日に更新したブログで、生徒のいじめ被害を見過ごした学校側を厳しく批判。「驚くべき学校!これが現代日本の学校なのか!?これじや生徒殺人学校!こんな学校が存在するのでしょうか!?」と怒りをあらわにした。

 さらに9日に更新したブログでは担任の女性教師に対し、「彼のこと心のどこかで軽く見ていた?だからこそ いじめのあれほど具体的な訴えや死にたいというあんなに差し迫ったアピールを軽く『いなすこと』が出来たのでしょう!!生活記録ノートへのあの小馬鹿にしたような『返信』しか書けなかったのかも知れないです」と糾弾した。