日本最大級の野外フリーコンサート「MEET THE WORLD BEAT 2015」(ミート・ザ・ワールド・ビート)が8日、大阪・吹田市の万博記念公園で行われ、招待されたリスナー約1万4000人が山崎まさよしらの熱唱に酔いしれた。

 イベントは26周年を迎えた大阪のラジオ局FM802が開局以来、毎夏主催する恒例イベントだが、昨夏は台風で初の中止に。昨年出演予定だったコブクロ、木村カエラ、東京カランコロンは、リベンジを期して今年もステージに臨んだ。猛暑の中、午前11時半に3人組ガールズバンドSHISHAMO(シシャモ)の演奏で幕を開けたが、全11組中7番目の東京カランコロンがステージに上がると、一転遠雷が響き始め、不穏な空気に。ボーカル・いちろーが「嵐を呼ぶバンドです! でも本当は呼んだらいけないんです」と挨拶して場を和ませたが雷は鳴りやまず。「走れ、ナニワ」の演奏を終えると、真夏の不安定な大気の下、雷雨を受けてイベントは中断された。そのまま午後4時55分に中止が決定、アナウンスされると、会場にため息がもれた。出演できなかったアーティストはBIGIN、back number、キュウソネコカミ、コブクロ。特にコブクロは2年連続で雨に泣かされた。

 この日の模様は22日午後6時からFM802の特別番組でオンエアされる。