高校自転車競技部を舞台にし、コミックスが累計1400万部を超える人気漫画「弱虫ペダル」の初オリジナル長編映画「劇場版 弱虫ペダル」(鍋島修総監督)の舞台あいさつが30日、都内で行われた。

 これまでアニメで第1、2期シリーズが放送されていたが、主人公・小野田坂道の声優山下大輝(24)は「まさか劇場版ができるなんて思っていなかったので、夢がかなった。また坂道を演じられるのでうれしい」と声を弾ませた。同作は完全オリジナルの作品で、インターハイ総合優勝後、インターハイで優秀な成績を残したチームが出場できる大会の激闘を描く。山下は「これまで(ファンから)いただいた元気や思いを返すつもりで、全力でやらせていただきました」と話した。

 山下は映画で初めて主演の声優を務める。この日は、共演者からサプライズで、小野田坂道モデルの自転車用ヘルメットをプレゼントされた。山下は「うれしいです。本当にうれしい」と満面の笑みを見せた。

 鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保祥太郎、伊藤健太郎、遊佐浩二、野島裕史も出席した。