28日に公開された米映画「テッド2」(セス・マクファーレン監督)が、公開から3日間で興行収入(興収)5億7297万8600円、動員40万6225人を記録した。31日に配給の東宝東和が発表した。週末の全国興収ランキングでは、動員数で1位となった。オープニング3日間の成績対比では、13年の前作「テッド」が記録した興収4億394万円の141%と大ヒットスタートを切った。

 中年オヤジのテディベア・テッドが、下品で過激な言動を連発することなどから、R15+(15歳以上が鑑賞可能)指定された作品ながら大ヒットした。その裏には、テッドのかわいらしさと下品な性格のギャップが今作でさらに増したこと、前作以上に感動的な人間ドラマなどが要因と見られる。また配給の東宝東和は、テッドのぬいぐるみプレゼントキャンペーンが、追い風になったと見ている。

 公開前の18日には、日本語版の吹き替えを担当した有吉弘行(41)と、AKB48小嶋陽菜(27)を起用し東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで日本語吹き替え版完成披露イベントを開催。テッドの着ぐるみが小嶋に抱きつき、腰を振り、尻や太ももを触るなど、映画本編顔負けのセクハラ行為を連発したことも話題となった。