女優のアン・ハサウェイ(32)が、ハリウッドのキャスティング事情について語った。

 アンは映画「プリティ・プリンセス」(01)でスクリーンデビューしてブレイク。その後出演した「プラダを着た悪魔」(06)も大ヒットし、「レ・ミゼラブル」(12)でアカデミー賞助演女優賞を獲得した。

 そんなハリウッドのトップ女優として活躍するアンはファッション誌「グラマー UK」に「認めたくないけれど、事実なの。わずかな役しかなくて、競争はこれまで以上に激しいわ」「私の同輩たちを見ると、みんなの才能や美しさ、クールなスタイルに驚かされるの。それに女優や映画スターになるためやうまくなるための技術にもね」「みんなとても良くて、私たちはみんな同じ役を得ようとしているの」と語った。

 さらに若い女優に役を取られてしまうことについて、「文句は言えないわ。だって、私もそれが有利だったから」「私が20代前半の時に、50代の女性のために書かれた役があって、私が役を得ることができたわ。今私は30代前半で、私は『何で24歳の子があの役をもらえるの?』って思うけど、私も24歳だった時があったから、感情的にはなれないわ。そういうものなのよ。私が今できることは少し名声をきずくことができたこと、興味をもたせることができるストーリーを伝えることができて、それをもし人々が見に行ったら、もっと作ることが許されることに感謝することよ」と話している。

 アカデミー賞を受賞したアンでさえも、役を得るのが難しいほどハリウッドは厳しい世界のようである。トップ女優になるのも、トップ女優で居続けるのも大変なことだろう。【ハリウッドニュース編集部】