今年2月に29歳の妻を乳がんで亡くした読売テレビの清水健アナウンサー(39)が29日、大阪市中央区の同局で、大阪マラソン(10月25日開催)へ挑戦する意気込みを語った。清水アナは、同マラソン3回目の挑戦。

 清水アナは結婚した年の13年に同マラソンへ初出場。翌14年には子どもが生まれ、2回目の挑戦。3回目の今年は、亡き妻にささげるマラソンとなる。

 「1回目はちょうど結婚した年。2回目はちょうど子供が生まれたときに走りました。今年3回目は、自分の口からはなかなかうまく言えないんですが…今年1年は本当にたくさんのいろんなことがあって、人生の大きな大きな節目でありました」

 最愛の妻を亡くした悲しみを胸に、清水アナは前を向いた。

 「ですが、いつまでも下を向いてはいられないなという思いで、今回参加を決めました。僕が走る姿を見ていただいて、皆さんに『清水健は大丈夫だ』というところを見せていけたらいいなと思っています」

 今年のマラソンへかける思いを明かした。

 練習については、3回目ということもあり「今回は、ちょっと真剣に取り組もうと」考え、7月から練習を開始。「昨日も2時間走って調整した」といい、毎朝のジョギングは欠かさず、週3日は「自分を追い込む練習をしている」と語った。

 清水アナは、同局の報道番組「かんさい情報ネットten.」(関西ローカル)の進行を務めており、今年は、番組も本格バックアップ。「一応専属トレーナーもつけてもらったので、言い訳ができない3回目の大阪マラソンになると思います」と話していた。

 また、芸能リポーター長谷川まさ子氏(52)、タレント武田訓佳(26)も参加。10月25日のマラソン当日は「ケイ・オプティコム スポーツスペシャル『大阪マラソン2015 走れ!42.195キロにかける物語』」として、同局で午後2時35分~同3時、同4時25分~同5時25分の2部構成で、特番が放送される。