石原プロモーションの初プロデュース舞台「希望のホシ」(18日まで、東京・北とぴあつつじホール)が10日、初日を迎えた。公演前に公開稽古が行われ、金児憲史(37)池田努(36)宮下裕治(40)、宝塚歌劇団退団後初舞台の緒月遠麻が取材に応じた。

 石原プロの若手俳優たちは10年ほど前からいつか自分たちで舞台をやりたい思いを持っていた。池田は「感慨深い。みんなため込んできた思いがある」。金児も「このタイミングがベスト」と自信を見せ、宮下は「1回1回輝けるように」と意気込んだ。

 渡哲也(73)は舞台プロデュースについて、ふたを開けて観客が少ない場合の俳優たちが受けるダメージを心配。当初は反対したそうだが、パンフレットには「男は覚悟。『乾坤一擲(けんこんいってき)』」と、運命をかけての大勝負にエールを送った。

 今回は刑事ものだが、次回作について関係者は2・5次元と呼ばれる漫画原作舞台に興味があるとした。