お笑いタレントねづっち(40)が2日、東京・立川コロッセオで開催された「お笑い!バーリトゥード」で格闘家デビューした。総合格闘家の「イリエマン」こと入江秀忠(46)を相手に3分1Rの柔道ジャケットマッチに出場した。

 イメージとは裏腹に、4年間ジムに通って鍛えた182センチ、80キロの強靱(きょうじん)な肉体を持ち、柔道3段のねづっちは、8角形の金網に囲まれたマットに長渕剛の「とんぼ」を入場曲に登場。イリエマンの強引な攻めをさばいたが、2分8秒に縦四方固めで敗れた。

 試合後のねづっちは「今日が僕の格闘技デビューですが、これを引退試合にしたい。あんなガチでやるとは」。入江が「俺には格闘技界でトップになる夢がある。ねづっちさん、これからもよろしく」と言うと、ねづっちは「夢とかけて漢文と解く」と、得意の謎かけ。「その心は、適わない(仮名はない)こともあるでしょう」と披露して、会場を埋めた100人近いファンから拍手を浴びた。

 ねづっちは今年4月に、木曽さんちゅう(45)と11年間組んでいたお笑いコンビ、Wコロンを解散。10月に、入江が主宰する格闘技団体のキングダムエルガイツ(東京・多摩市)と最大2試合の試合出場契約を結んで、この日のデビュー戦となったが「2度とやりたくないですよ。最初はお笑いプロレスのつもりだったのに、打合わせるをするたびに真剣勝負になっちゃった」と苦笑い。「これからは格闘技は見る方にして、お笑いで頑張ります」と話した。