シンガー・ソングライター沢田かおり(30)が12日、東京・新宿ピカデリーで、公開中の映画「サヨナラの代わりに」のトークイベントを行った。同映画のイメージソング「君がくれたもの」を歌唱している縁から実施した。

 あいさつでは「私は既に2回見ました。この映画を見ると、自分の人生をどう生きるかを考えさせられる」と、これから見る人たちに映画の魅力をアピールした。

 続けて「君がくれたもの」の歌唱に移った。曲は高校時代に祖父母と死別した体験をもとに制作。「亡くなってからも、人生の節々で2人の存在を感じます。『だれかを通して自分を生きている』というテーマが曲と映画は共通しています」と話した。

 歌唱中は目を閉じ、曲の世界観に入り込みながらの熱唱だった。同曲は4日発売の初アルバム「Songwriter」に収録されている。

 沢田は3歳からピアノに親しみ、ボストン・バークリー音楽院で作曲を学んだ。帰国後は、伊藤園、ユニクロなど多くのCM楽曲を手掛けている。昨年、井上陽水の全国ツアーにコーラスで参加した。