ロックグループ、ゴダイゴが14日、タイ・バンコクで、85年のオーストラリア以来、30年ぶりの海外公演を行った。

 この日のために作った、ブルーとピンク色の“ゴダイゴうちわ”を手にした約1000人が見つめる中、メンバーが登場。79年発売の「ビューティフル・ネーム」がユニセフ国際児童年協賛曲として世界中で歌われただけに、「ゴダイゴ」の名前はタイでは誰でもが知っている。

 現地の日本人コーラスグループや地元大学合唱部とも共演しながら、ヒット曲「ガンダーラ」「モンキー・マジック」など15曲を披露。両国の交流に一役買って、リーダーのミッキー吉野(63)は「海外コンサートは自分たちの十八番。日本とタイの交流に花を添えられて幸せ。来て良かった」と満面の笑みを見せた。

 この日は全盛期のオリジナルメンバー5人での公演だったが、来年の40周年に向け、ベーシスト吉沢洋治(58)を加えた6人の“新生ゴダイゴ”として再出発をしたばかり。先月に発売した40周年記念曲の第1弾「きみはミラクル!」は、NHK「みんなのうた」のための書き下ろし曲で、現在放送されている。