戦前から1960年代にかけて日本映画を代表する女優として活躍した原節子(はら・せつこ、本名会田昌江=あいだ・まさえ)さんが9月5日、肺炎のため神奈川県内の病院で死去したことが25日分かった。95歳。横浜市出身。

 原節子さんの略歴は、以下の通り。

 ◆原節子(はら・せつこ)1920年(大9)6月17日、神奈川県生まれ。日本映画の黄金時代を体現し「永遠の処女」と呼ばれた。出演映画は46年「わが青春に悔なし」(黒沢明監督)、47年「安城家の舞踏会」(吉村公三郎監督)、49年「お嬢さん乾杯」(木下恵介監督)、49年「青い山脈」(今井正監督)、51年「めし」(成瀬巳喜男監督)、53年「東京物語」(小津安二郎監督)など。63年に女優を引退。