女性アイドルグループ、アンジュルムが29日、東京・日本武道館で福田花音(20)の卒業コンサートを行った。メンバー1人1人とデュエットする楽曲を選ぶなど、自己プロデュース企画で最後の舞台を飾った。09年にグループ名「スマイレージ」として結成された当時からグループの中心として活躍。ハロプロエッグ(研修生)から数えて約11年のアイドル人生に終止符を打った。

 今後は作詞家を目指す。アイドルグループ「チャオ ベッラ チンクエッティ」の両A面楽曲「どうしよう、わたし」(来年1月27日発売)を手掛けたことがこの日、発表された。「皆さんがくれた11年分の愛があれば、この先も乗り越えられる」と話して拍手を浴びていた。

 涙が止まらないステージとなったが、同期の和田彩花(21)に「8年前に貸した赤いボールペン、お気に入りだったのに、返して」と言われ苦笑いしていた。