フリーアナウンサー丸岡いずみ(44)が6日、東京・三省堂有楽町店で、著書「ひとたらし」(主婦と生活社)の発売記念イベントを行った。

 失敗続きのアナウンサー生活の中からつかんだ、人間関係をうまくやっていくノウハウを書いた本。「私のアナウンサー人生は、失敗の連続。この本を読んで、ホッとしてもらえると思う」と話した。

 北海道文化放送の新人アナウンサー時代に生放送中で火事を起こしたことも明かした。料理番組のアシスタントをしていた時に、カメラ目線で話すことに集中しすぎて、火をつけたままのガス台の上に台本を置いてしまった。スタジオ内に煙が立ち込めて、ADが消火器を持って駆けつけたという。この日は「ビリアナでした」と苦笑いした。

 読んで欲しい人に、NHK山形放送局「ニュースやまがた6時」の生放送中に泣きだした気象予報士の岡田みはるキャスター(39)を挙げた。「余計なお世話かもしれないけど、この本を読めば『あれくらい何でもないんだ』とホッと出来る。ゆっくり休んで、明るく元気に戻って来てほしい」とエールを送った。

 現在44歳。38歳の時に、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」でニュースコーナーを担当している時、宮根誠司キャスター(52)との掛け合いでブレークした。その美貌から、メディアなどで「奇跡の38歳」などと紹介されることもあった。この日は「奇跡でも何でもないと思ってました。今でも、宮根さんのことは正直、面倒くさい人だなと思っている」と笑った。さらに「でも、その中で培われたコミュニケーション力が、その後のキャスター人生に役立っています。『ミヤネ屋』のおかげですね。この本が売れたら、宮根さんに焼き肉おごります」と続け、最後は「買(こ)うてや!」と関西弁で呼び掛けていた。