NHK山形放送局のローカル番組「NHKニュースやまがた6時」(月~金曜、午後6時10分)の番組途中で泣きだしてしまい、休養していた気象予報士岡田みはるさんが7日、同番組の出演を再開した。

 岡田さんは、午後6時30分過ぎの気象情報コーナーの冒頭「このたびはご心配をおかけし、大変申し訳ありませんでした」と、視聴者に対して謝罪した。続けて「今日から再び気象情報を担当させていただきます。分かりやすく役に立つ山形県の気象情報をしっかりとお送りしてまいります。引き続きよろしくお願いいたします」と語った。

 岡田さんは、生放送の番組内で泣きだすハプニングを起こした1日の放送後、2日から4日まで3日連続で出演を取りやめていた。その間、同局は出演再開について「本人を含めて、所属する会社と話しています」とし、この日まで出演するかどうかの明言を避けていた。

 岡田さんの復帰後、山形放送局は「同じことが起こらないよう、本人も含め、関係者が今日からの放送の準備を行い、臨んでいます。これからも質の高い地域番組の放送に努めてまいりたいと考えています」とコメントした。

 ◆1日放送の「NHKニュースやまがた6時」 気象情報コーナーの開始直後、岡田さんが「現在の鶴岡市の様子を見てみましょう」と話したが、映ったのは新庄市の映像。岡田さんは訂正も、気温を伝える文字映像の場面で流れる岡田さんの声は徐々に涙声に。再び、画面に登場したが、うつむき、約8秒間沈黙。手で涙をぬぐい、はなをすすりながら涙声で気象情報を続けた。NHK山形放送局は「当初想定していた場所と違う映像が出て、うまくコメントを伝えられずに少し動揺した」と説明していた。