フジテレビ系漫才特番「THE MANZAI2015 プレミアマスターズ」(20日午後7時)の収録がこのほど行われ、最高顧問ビートたけしと、MCのナインティナイン岡村隆史、矢部浩之が見どころを語った。

 今年からコンテスト形式を廃止し、人気と実力を兼ね備えたオールスターによる“漫才の祭典”に衣替えした。たけしは「今回みたいなやり方がベストだと思う」とし「全然同じネタがなかったし、あれだけの数の漫才を見て飽きなかったのは大したもんだと思う」と話した。

 岡村は「最高顧問のたけしさんが言ってくれる言葉ひと言ひと言が漫才師たちの励みにもなりますしね」。矢部が「ウーマンラッシュアワーが時間オーバーの反則をしましたね」とぼやくと、たけしが「中途半端に舞台を降りられないんだよな。1回笑いがとれないと、見た人に『あいつ面白くない』って言われるから」と理解を示していた。

 80年代の「THE MANZAI」と同じネタ見せ番組となったことで、当時を振り返ったたけしは「東京で大阪の漫才を見る機会がなくて、カルチャーショックだった。やっぱり漫才は大阪のリズムと掛け合いの面白さだなって分かって」。1組あたりの持ち時間は8分だったが「やすきよさん(横山やすし、西川きよし)なんか30分も漫才してた」と振り返った。「今のTHE MANZAIに出ている漫才師が昔のTHE MANZAIに出たら圧勝すると思う。今日、あらためて漫才をやめようと決意した」と笑った。

 先ごろの「M-1グランプリ」で優勝したトレンディエンジェルも緊急出演。優勝翌日に収録を行った。斎藤司、たかしは「チャンピオンという看板を背負って出ることがすごく怖い。『M-1グランプリ』で審査員を務めていた歴代チャンピオンの方々も漫才をするので、正直びびっています」と話した。