先天性の「膝蓋骨亜脱臼」を公表している声優の南條愛乃が、女性声優ユニットμ’s(ミューズ)の一員として出場予定だった31日のNHK紅白歌合戦を辞退することがわかった。

 アニメ「ラブライブ!」公式サイト及び所属事務所の公式サイトで28日、「このたび、南條愛乃は、12月31日に予定されております『第66回NHK紅白歌合戦』へのアニメ『ラブライブ!』による声優ユニット『μ’s』のメンバーとしての出演を辞退させていただくことになりましたことをご報告いたします」と発表された。かねて罹患(りかん)している「膝蓋骨亜脱臼」および「半月板損傷」により、現在も医師から大きな負荷がかかる運動を禁止されている状況で、「『ラブライブ!』のステージとして、NHK紅白歌合戦という晴れ舞台に相応しい内容の実演(激しいダンスによる、ステージパフォーマンス)が極めて困難であると判断」したためだという。

 紅白歌合戦には南條愛乃を除くμ’sメンバーで出場する。また、同31日に予定している「fripSide COUNT DOWN LIVE 2015→2016」(神奈川県民ホール)については、膝の状況を考慮した演出・内容にて出演する。

 南條は今年8月、先天性の「膝蓋骨亜脱臼」でリハビリ中であることを公表。12月上旬には、来年3月31日と4月1日に東京ドームで行われるμ’s(ミューズ)のファイナルライブのステージには立つと宣言している。