米国時間の10日夜に開かれたゴールデン・グローブ賞授賞式で、主演男優賞に輝いたレオナルド・ディカプリオ(41)が、テレビ部門で主演女優賞を獲得したレディー・ガガ(29)をディスったとして注目を集めている。

 受賞者として名前が呼ばれたガガはステージへと向かう途中、自分の席で談笑していたレオにぶつかった。この瞬間、レオがガガに向かってなんともいえない皮肉な表情を浮かべた映像が、ネット上で広く報じられた。レオはその後、米情報番組エンターテインメント・トゥナイトのインタビューで、この時の映像を見せられ、苦笑い。「一瞬、何が通り過ぎたのかわからなかっただけだよ」と釈明していた。

 しかし、ガガの関係者が米情報サイトRadarOnlineに明かしたところによると、ガガの婚約者テイラー・キニーが未来の妻がバカにされたことに激怒。授賞式後のパーティーでレオに対面し、「失礼なだけでなく、プロフェッショナルではない」として、ガガに謝罪するよう迫ったという。ところが、舞台裏で起きていたのはそれだけではなかった。ガガの関係者によると、なんと、ガガはわざと、レオにぶつかったというのだ。

 関係者は、「レオは授賞式が始まる前から、ガガの悪口を言いまくっていた。ガガには候補になる資格もないと思っていたようで、このことは、ガガの耳にも入っていた。ガガの名前が受賞者として呼ばれた時も、レオは遠くの席の人たちにも聞こえるほど大声で、ガガのことを嘲笑していた」と語っている。ガガは受賞の感動的な瞬間を邪魔させないよう、わざとレオにぶつかり、黙らせようとしたようだ。(ニューヨーク=鹿目直子)