テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」などを担当するフリーアナウンサー、羽鳥慎一氏(44)夫人で、人気脚本家の渡辺千穂氏(43)が臨月で、渡辺氏にとって第1子を出産間近であることが13日、分かった。

 渡辺氏はこの日、NHK大阪放送局で発表された今秋スタートの次々期連続テレビ小説「べっぴんさん」の脚本に決まり、同日、発表記者会見に出席。出産予定日には「もうすぐ。近く入院します。高齢出産です」と言い、第1子は女児であることも明かした。

 同ドラマは、戦後の神戸に子供服店を開き、女性や子供のために子供服作りにまい進し、後に神戸を拠点とする大手子供服店「familia(ファミリア)」の創業者の1人となった坂野惇子さんがモデル。渡辺氏は、戦後から高度経済成長期の75年ごろまでを駆け抜けるヒロインを中心にした物語を手がける。

 渡辺氏によると、制作のNHK大阪放送局担当プロデューサー・三鬼一希(みき・かずき)氏(46)から、依頼があったのは一昨年で「そのときはまだ妊娠していなかった」。三鬼氏と相談しながら、作品のテーマを決めるうち、妊娠が判明。「おなかの子供の成長にあわせて執筆を進めてきました」と笑った。

 近く予定される出産に備え、すでに「おおよそのこうやって始まり、こうやって終わる」大枠コンテは決めており、出産後は体調を見ながら、作業を再開させるという。

 「幸いなことに家族も総動員で応援してくれるので、(出産による影響は)大丈夫です」

 羽鳥アナも「応援してくれている」といい、渡辺氏の両親も近くに住んでいることから「助けてくれます」と話していた。