ヒット曲「トイレの神様」で知られる植村花菜(33)が、武田梨奈(24)主演映画「海すずめ」(大森研一監督、初夏公開予定)の主題歌を歌うことが24日、分かった。大森監督が「ノスタルジックな雰囲気が映画に合うのでは」として植村への依頼を発案した。曲タイトルは未定だが、郷愁を誘うミドルテンポの曲調に仕上がっている。植村の映画主題歌は、12年のアニメ映画「マジック・ツリーハウス」の「メッセージ」以来4年ぶり。

 映画は、宇和島伊達藩400年祭記念作品。作家になる夢に破れ、故郷愛媛の宇和島に戻ったヒロイン雀(すずめ)が、記念祭用の着物を復元するために史料探しをする中で、家族の温かさに気付いていく姿を描く。植村は主題歌について「地元を離れてみて初めて気付く家族の大切さ、故郷の温かさ、帰る場所がある幸せ。ちょっぴり切なく、温かな思いを込めました」と話している。