高木萌香アナ　ＳＭＡＰ香取に突撃取材も苦戦

　気になる静岡県テレビ局のアナウンサーを紹介する連載「静岡アナ　気になリスト」。ＳＢＳ高木萌香アナ（２３）の「その３」です。２０１５年４月に入社し、研修、現場と奮闘しつつも充実の日々。今後については、２０２０年東京五輪に携わりたいし、得意の英語を生かした番組もいつかは…と語っています。

　－入社後、アナウンサー研修はどうでした

　もう大変で、デビューできないかと思いました。原稿の読みはある程度はできたんですけど、尺（時間）調整とかが難しくて。

　－アナウンススクールで学んだものと現場は違う

　違いますね。同期の黒田（菜月）アナはすごく上手でしたが、私は何でできないんだろうって、すごくてんぱっていました。

　－アナウンサーの仕事には、リポートもあります

　ＴＢＳの「冬ドラマナビ」という番組で、「家族ノカタチ」（日曜午後９時）に主演されている（ＳＭＡＰの）香取慎吾さんに突撃取材したんですけど、苦戦しました。面白い話が出たら、私が「Ｉｔ’ｓ　ａ　Ｓｃｏｏｐ！」（＝スクープ発見！）と言うことにもなっていて、それを香取さんが真面目に話している時に割り込んで、「Ｉｔ’ｓ　ａ　Ｓｃｏｏｐ！」とやってしまったり…。

　－香取さんだと、逆に面白がってくれたのでは

　そうですね。一緒にやっていただたり、私がかんだら自分から「Ｉｔ’ｓ　ａ　Ｓｃｏｏｐ！」ってやってくださったり。それで、バラエティー的には良かったんですが、私のリポートは、アナウンサー的には良くないですよね。

　－今後、アナウンサーとしてどうなりたい

　２０年の東京五輪に携わりたいです。スポーツ競技の面ではなく、海外から来た方に、日本の良さを伝える方法はないかと考えています。海外の友達も来てくれると言うのですが、日本といっても東京しか分からず、富士山も東京にあると思ってる人が多くて。

　－五輪を機に静岡を世界にアピール

　したいです。何かないですかね。企画募集したいです（笑い）。

　－ＴＯＥＩＣで（満点に近い）９５０点。１２歳で帰国したのに英語は忘れてないんですね。

　はい。ずっと英語に触れています。ＴＯＥＩＣの試験、少し寝ちゃったので、もうちょっとできたかな。「自分はアメリカ人」と思って生きてきたプライドみたいなものがあって。

　－英語を仕事に生かしたい思いは

　あります。あとは、いろいろな国のことを静岡の人にも知ってほしいです。私の通っていたテキサスの学校には、計６０カ国の生徒がいて、その国々の文化を学ぶ授業もありました。いずれそうした番組をやりたいです。「世界を知る」みたいな。フフフ。

　－アナウンサーをずっと続けたいですか。

　はい。続けたいです。結婚は…。まだ全然考えられないです。フフフ。【柳田通斉、鈴木正章】（おわり）