歌手May J.(27)が6日、都内で初の著書「私のものじゃない、私の歌」(TAC出版、16日発売)の発売記念イベントを行った。

 3歳から歌手になる夢を持っていたこと、テレビ朝日系「関ジャニの仕分け∞」でのカラオケ対決26連勝、映画「アナと雪の女王」の日本語吹き替え版主題歌「Let It Go」との出会いと葛藤など、「歌とMay J.」にまつわるすべてをつづっている。

 著書では「Let It Go」がヒットするにつれて、「またカバーだし」「便乗している」などと激しいバッシングにさらされ、思い悩んだことも正直につづっている。

 深刻な悩みから救い出してくれたのは、ファンの笑顔だったという。「ライブで目の前にいる人たちが、自分の歌で笑顔になっている。自分の曲を求めてくれている。それがうれしい」とファンへの感謝の思いを語った。

 カバーアルバム「Sweet Song Covers」も16日に発売する。「オリジナルでもカバーでも、求められればこだわりはありません。このアルバムは80年代の歌謡曲が中心。これからも名曲を歌い続けていきます」。

 メジャーデビューして10年。歌手になる夢をかなえたMay J.は、これからも歌に全力投球していくと晴れやかに誓った。