岸谷五朗(51)演出で、俳優柿沢勇人(28)主演ミュージカル「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」(6日開幕、東京・日比谷シアタークリエ)の公開げいこが5日、同所で行われた。

 伝説のアーティストの短い生涯を描いた作品。03年に初演され、米国以外での上演は初めてとなる。

 岸谷は「すごくエンターテインメントに仕上がりました」と手応えを口にしつつも「俳優はすばらしいテンションでできあがっているので、客の前で早く解放させたいですが、僕の頭の中は、いつものようにぐしゃぐしゃでテンパっています」と初演前の緊張感をにじませた。

 柿沢は「18歳からの演劇人生で、一番歌の分量も多いし、体力、精神的につらい役。でも1回1回妥協せず、生きて死にたいと思っています」と気合十分。元気の源を聞かれると「酒っすね。オフがなかったので」と笑顔で明かした。

 知念里奈、柿沢勇人、平間壮一、松下洸平も出席。