NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の12日の平均視聴率が23・3%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 前日11日は22・0%だった。

 これまでの最高は4月27日と、6月8日の常子(高畑充希)が帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)にプロポーズされた回の24・6%。7月7日の19・4%が最低となった。

 12日の回は、花山伊佐次(唐沢寿明)の珈琲店を訪ねて口説いても、花山は「帰らないなら俺が出て行く」と固辞して店を出て行ってしまう。一緒に店にいた男性が花山の過去を話し出した。花山は男性の息子と戦地で一緒だった。花山は満州で結核になり帰国した。その後、内務省で働いていたのだ。男性の息子は戦死した。8月15日の終戦の日に、花山は「すべてに気付いた」と話しただけで、あとは何も言わず、ペンを2度と握らないのだという。

 常子は、翌日また珈琲店を訪ねる。花山に「なぜ2度とペンを握らないのか」「すべてに気付いた」とは何なのか、と問う。花山は「話したら帰ると約束するか」と言う。常子は約束して話しを聞くことにした、という回だった。