23日、24日の2日に渡って放送されたNHKスペシャル「未解決事件!ロッキード事件の真実」(NHK総合23日午後7時30分、24日午後9時)の平均視聴率が10%を超える高視聴率(関東地区)を記録したことが25日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 23日は実録ドラマで、1部(午後7時30分)が10・3%(関東地区)でニュースを挟んで2部(午後9時)が9・7%(同)だった。24日はドキュメンタリーの3部(午後9時)で、10・8%(関東地区)を記録した。

 番組は「未解決事件」を追うシリーズの第5弾で、今回はロッキード事件での田中角栄逮捕から40年。極秘資料で迫る東京地検特捜部の当時の捜査状況などが見所だった。さらに24日は、ドキュメンタリーでロッキード事件の本筋を軍用機購入にまつわる疑獄だったのではないか、ととらえ、田中逮捕でさえもそれを隠すためのスケープゴートだったのではないか、ととらえる骨太な内容だった。