演歌歌手山川豊(57)が25日、都内で、スポーツクライミングの一種である「ボルダリング」に初挑戦した。

 7月7日が「川の日」で、8月11日が「山の日」として制定されていることから、その間にある7月25日を「山川の日」と独自に制定。毎年、この時期にスポーツにチャレンジするシリーズ第1弾として行った。

 ボクシングのC級ライセンスを持ち、社交ダンスが趣味の山川は、演歌界でも屈指のスポーツマンとして知られる。この日、最も優しい8級からスタートして、軽々とクリアをすると、だんだんと難易度を上げていって、急勾配のクライミングにも挑んだ。

 「簡単そうに見えるけど結構大変です。人生や歌と一緒でいろんな山があって、1つの山を越えるとすぐに次の山が現れる」。終盤は握力が落ち、上腕の筋肉疲労も重なって登っている途中で落下したが、「クソッ」と悔しがりながら挑戦を重ねた。

 今年はデビュー35周年の節目で、例年以上に気合を入れている。3月に行った新曲「再愛/蜃気楼の町から」の発売記念イベントでは「今年は全国で100回のキャンペーンを行う」と宣言。「とにかく足で稼がないとね」と全国を回り、この日までに「50回はやっている」。NHK紅白歌合戦への05年以来の出場も「狙っていきたい」と言い切った。「今年はやるよ」。