中村勘九郎（３４）が２７日、都内で行われた主演舞台「真田十勇士」（９月１１日～１０月３日、東京・新国立劇場中劇場）の会見で、以前に発した「三谷（幸喜）さんがパクった」発言を謝罪し、真田イヤーを盛り上げると誓った。

　勘九郎は今月２０日、大阪で行われた同舞台の会見の席上で、三谷幸喜氏（５５）が脚本を手掛けるＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」について触れ、「三谷さんがパクってくれたので、真田イヤーになりました。こっちが先なのに」と、ユーモアたっぷりに話した。舞台は１４年が初演で、今回は再演。このため「こっちが先」発言をしたのだが、三谷氏からは「こっちが先だ」と反撃のメールが来たという。

　勘九郎はこの日「お詫（わ）びさせてください。あの後、三谷さんからすぐ、『新選組が終わった時から、次は真田幸村をやるって決めてたんだもん』というかわいいメールが来ました」と明かし、三谷氏が０４年ＮＨＫ大河ドラマ「新選組！」終了時に既に真田氏を題材にしたドラマの構想を進めていたと説明。その上で「こっちは真田イヤーに乗っかって食う勢いでやりたい」と相乗効果を期待した。

　ＡＫＢ４８卒業後、初舞台となる篠田麻里子（３０）は劇中のワイヤアクションをこなすため、ダッシュ、ジャンプなど自主トレを行っている。「最後の仕事だと思うくらいの気持ちで乗り切りたい」。ほかに加藤和樹、加藤雅也、浅野ゆう子らが出演。ＫＡＡＴ神奈川芸術劇場、兵庫県立芸術文化センターでも上演する。