桃井かおり(65)が20日、都内で行われた監督・脚本・主演映画「火 Hee」の公開初日舞台あいさつを原作者の作家中村文則氏と行った。

 「(監督も脚本も)桃井かおりを使うのが一番リーズナブルだったから。10日で撮りました。10日で撮らないと予算が…。自宅で撮影し、生活しながら映画撮れるじゃんみたいな。何の苦労もなかった」と言って笑いを誘った。

 放火の経験のある女性が精神科医との対話の中で、呪われた人生を明らかにするサスペンス。06年の映画「無花果の顔」以来の監督作品。

 今後起用したい俳優を聞かれると「客を動員できる人」と即答して笑わせた。取材陣から起用俳優にSMAPのメンバーを提案されると「それ触れたくない。全然答えたくない。そっち側に話がいくのが分かるから」とけむに巻いた。