覚せい剤取締法違反容疑、大麻取締法違反容疑で逮捕、起訴された元俳優の高知東生被告(51)の初公判が明日31日に東京地裁で開かれる。高知被告の元妻で今月1日に離婚を発表した女優高島礼子(52)は情状証人として出廷しないことが29日、分かった。

 高知被告側が高島に出廷を依頼したかどうかは不明だが、おしどり夫婦として世間的に有名で、17年間連れ添った高島が出廷するかどうかは注目だった。高島は、高知被告が逮捕されて6日後の6月30日、京都市内で会見した際に、夫の今後を見届けたい気持ちを示しつつも、同時に「私を支えてくれる人を悲しませるようなことはしたくない」とも話していた。情状証人を引き受けると、さまざまな責任が生じることなどを考慮した上での決断とみられる。

 公判は、高知被告とともに逮捕された知人のクラブホステス五十川敦子被告(33)も出廷して、同じ事件として扱われる。法廷は東京地裁の429号。傍聴38席の小法廷で一般傍聴席はさらに少ない数になる。当日は傍聴券を求めて多くの希望者が集まりそうだ。