俳優大和田伸也(68)が27日、都内で28日発売のシングル「摩天楼ララバイ」の発売記念イベントを行った。

 シングル発売は93年「ときめいて銀座」以来23年ぶり。あるパーティーで、アカペラでドラマ「水戸黄門」のテーマ曲を歌ったところ、低い歌声が作曲家伴謙介氏の目に留まり、とんとん拍子にCD発売が決まった。

 家族の反応も上々で「私が遊び道具というか、芝居以外で楽しめることができて『良かったね』と言ってくれる。ちょっとはいい気持ちになる。意外といけるなと」と言って笑った。

 弟の大和田獏(65)との歌唱力を問われると、「私の方がうまいかな」。NHK紅白歌合戦への意欲を問われると「皆さん、大それたことを言いますけど、そんな思いはない。でも、12月31日は、スケジュールを空けておきます」と、ジョークまじりに色気を見せていた。

 この日は表題曲と、夏海ありさとのデュエット曲「TOKYOラストシーン」を披露した。赤坂や麻布など、東京の街が登場する曲で、思い入れの深い街を聞かれると「乃木坂です。昔住んでまして」と答えた。「みんながマンションに20人ぐらい集まってしゃべっていた時期あった。深夜に集まる『スナック伸也』ってね。誰かが看板を作ってきてくれて、立てかけました。朝まで飲んで。お相撲さん、政治家、いろんな人が集まってました」と昔話に花を咲かせた。