離婚調停をプライベートに進めていると報じられたブラッド・ピット(52)とアンジェリーナ・ジョリー(41)だが、交渉が初めの段階で難航し、一時はピットが交渉から手を引いたとの報道がなされている。

 複数の情報筋らが米情報サイトTMZに明かしたところによると、双方が泥沼の離婚劇に迅速に終止符を打ちたがっていたというが、ジョリーは、ピットが自家用ジェット機内で長男マドックス(15)を虐待したと報じられた一件(児童家庭サービス局が調査中)の後、単独親権を要求。

 ピット側はジョリーの関係者らがこの話をメディアにリークしたと感じたため、一度は交渉を進めることを拒否したものの、間もなく再開されたという経緯があったらしい。

 TMZの報道によると、交渉の中では、「6人の子供たちの親権および訪問する権利」「ジョリーと子供たちに対する一時的な経済援助」「永続的な経済援助」「財産の分割」の4つの要素について話し合われているらしい。

 離婚の最大のネックとみられていた親権問題を含む最初の2つの要素は解決に向かっているものの、3番目と4番目の金銭面での要素についてはまだ交渉が続いているという。

 内部関係者は米情報番組エンターテインメント・トゥナイトの取材に対し、「双方の弁護士らが現在、生産的な話し合いを進めている」と語っており、円満な解決も十分期待されるとみられている。(ニューヨーク=鹿目直子)